キャッシュレス決済の時代

キャッシュレス決済についてです。押さえておかないといけないのは、「キャッシュレス決済にもポイント経済圏があること」、「キャッシュレス決済を始める第一歩はクレジットカードを決めること」、「銀行・クレジットカード・決済サービスにも経済圏があること」です。

まずは歴史についてです。もともとクレジットカード文化や、電子マネー分化はありましたがそこまで深く流通してはいませんでした。というのも、キャッシュレス決済が使える企業自体がごく少数で、ほとんどが現金払いであったからです。それが変わり始めたのが、やはりスマホートフォンの登場で、1人1台スマホを持つ時代に突入しました。それによりスマホによるキャッシュレス決済ができる時代が始まります。その先駆けがapple payで日本でも2016年から始まりsuicaなどが携帯でできるなど画期的なサービスではあったのですが、そもそもキャッシュレス決済に対応した企業やサービスが少なく国民全体の普及率はわずかでしたそんな状態が一変したのが、PayPayの出現です。PayPayが爆発的に広まった理由は、「大型の還元キャンペーンを行うことで、消費者側ののニーズを」高め、企業側に「PayPayを導入すれば顧客を大きく増やすことができる」という付加価値を与え国内に急速なキャッシュレス決済の時代をもたらしました。その結果、消費者は「PayPayを使えばお得」、企業も「PayPayを導入すれば他社より集客を得られる」という市場になりました。そこまでは消費者の目線では「PayPayを使えばお得」だけわかれば良い時代でした。

そうもいかなくなったのが、ポイント経済圏の日本経済全体の拡大です。PayPayはキャリア決済の一種ですが、ソフトバンクのPayPayポイント経済圏のサービスです。他の携帯キャリアも、楽天ペイだったり、d払いだったりを導入しました。しかし、実店舗の普及率ではPayPayの一人勝ちなので普及率での逆転は起きないでしょう。なので、戦いの舞台はネットショッピングに飛び火しました。ネットショッピングでは楽天市場がある楽天が最初は強かったですが、PayPayもヤフーショッピングと提携したり、dポイントとアマゾンの提携などネットショッピングは経済圏の戦いになりました。さらにそうした動きでキャッシュレス決済も普及してきたため、クレジットカードの需要も上がり、クレジットカード、銀行なども経済圏ごとに集客合戦が起きています。

長くなりましたが、Vポイントについても触れておかなくてはなりません。Vポイントは最近できたポイント経済圏で急成長を遂げています。個人的に一つだけ抑えるとしたら「連携店舗における三井住友カードのスマホタッチ決済の還元率は圧倒的」であり、連携企業が広がっていけばPayPayも凌駕する市場になると思います。

さて、ではどうしたらよいかといえば結局「銀行・クレジットカード・決済サービスの経済圏を把握する」に付きます。また、市場全体が「キャッシュレス決済を使わないと損」という時代になってしまっている以上、キャッシュレス決済も、クレカ利用も手間を惜しまず使っていくしかないのです。

最後に個人的な見解ですが、今の市場なら。連携しているコンビニやファストフード店を利用することがあるなら三井住友カードのキャッシュレス決済が断然お得です。それ以外のPayPay加盟店舗ならPayPayクレカ引き落としのPayPay払い。その他店舗はクレカ払い。が良いと思います。ネットショッピングは自身のよく使う経済圏に合わせたネットショッピングの利用で良いと思います。